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スタッフブログ

建設の未来を変える ICT施工

2020-12-15
 
ICTを導入した林道工事について、山梨県森林環境部および県内の林務環境事務所各所が、施工現場である井富2号線の視察に訪れました。
 
 

 
 
 
急斜面での起工測量や丁張(立体的な位置出しのための仮設物)設置には、知識や熟達した技術が必要です。しかし建設業従事者の減少や、作業員の高齢化などにより、これらの作業は現場での大きな負担となっています。
そこで近年注目されているのがICT(情報通信技術)による施工です。
 
ICT施工の例としては、
・ドローンやレーザースキャナーによる起工測量
・GPSを使った自動操縦による土工
・トータルステーションによる出来形管理
などがあります。
 
山間部においてはGPS等の人工衛星の捕捉が難しく、スマホの電波も微弱になることから、森林工事での普及が進んでいませんでしたが、自動追尾型トータルステーションの使用により安定した施工が実現しました。また、小規模工事であっても生産性向上効果が認められ、ICT施工への期待は一気に高まっています。
 
ICT施工によるメリット
・工期の短縮
・安全性の向上
・仕上がりのよさ
・人員の有効活用
 
機械を使いこなすのは難しく思えるかもしれませんが、これからこの業界に入る方から見れば、知識を新しく覚えることに変わりはないので、大きな負担にはならないでしょう。ですから、まったく違う分野から就職した人でも、即戦力として従事することができます。
一方で、重機を据えるための場所の整地には習熟した技術が必要です。適材適所でマンパワーを使い分けし、効率の良い施工を進めていくことができるのです。
 
よりよいものを、より安全に効率よく。まだまだ課題はありますが、さらなる普及に向けて発注者と意見交換をしていく必要があると感じています。
 
 
 
 
 
 

山梨県北杜市の 【有限会社坂本建設】 では公共工事・土木工事を通じて地域社会に貢献し、信頼される企業を目指します。

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